So-net無料ブログ作成
世界のまちかど ブログトップ
前の10件 | -

イルミネーション in 東京 [世界のまちかど]

 今年も年の瀬となりました。ここ数年、街のクリスマスの雰囲気はずいぶん薄まったように思いますが、それでも都心各地のイルミネーションは季節の移ろいと華やかさを感じさせてくれます。
 大規模なイルミネーションは相当な経費がかかることもあり、開催の数や時期が短くなっているようです。以前は電球であったものが今ではLEDになり、青色やピンクが増えました。東京駅前~行幸通りでは、スクリーンや壁面投影の新しいイルミが登場しました。技術やデザイン、運営方式の進展によりイルミネーションの多様化が進んでいます。

東京駅イルミ2018.jpg
丸の内仲通り。伝統的な電球色を踏襲したシンプルで清楚なイルミネーション

東京駅ミチテラス2018.jpg
東京駅前、行幸通りのミチテラス。スクリーン投影方式が登場。正面の東京駅駅舎にも映像を投影。
一方通行で交通規制されていました。

渋谷青の洞窟2018.jpg
数年前から始まった渋谷「青の洞窟」。当初は違和感もあったのですが、すっかり定着したようです。

nice!(0)  コメント(0) 

Great Urban Places in ASIA [世界のまちかど]

2018.12.21、Great Urban Places in ASIAをWiley Publishing Japanより出版しました。
本書はアジア20都市のsense of placeを180点以上のスケッチ、40点ほどの都市構成図及び建築投影図、文章で表現したものです。画一的な再開発などで失われつつある個性ある街や、庶民の生き生きした暮らしの場であるパブリックスペースを残し活かしていくことの大切さをお伝えできればと思います。

アマゾンで予約販売が始まっており、ご興味あればご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07LBCQ1L8
今のところkindle版のみですが、来月中にはプリント版のお知らせも出る予定です。

GUPA_cover_final 表ss.jpg

GUPA_cover_final 裏ss.jpg

今日アジアの都市の多くで、その都市らしさが失われつつあります。混沌とした活力にあふれたアクティビティが公共空間から排除されつつあります。歴史・文化的価値を持つ建築や、庶民の生活を育んできた住環境が、現代的で世界共通仕様のものに変わりつつあります。人が歩くまちから車が走る都市に変わりつつあります。政府や事業者そして多くの住民も、それが最大の経済的利益と便利さを生むものと考え、受け入れ推進してきました。特に発展途上にある多くのアジアの都市においては、開発圧力はとても大きいものです。

しかし、現代的な開発によって都市のすべてを覆いつくしてしまったら、何が残るのでしょうか。混沌雑然としているがヒューマンスケールで人々の生活や商売、活力があふれ出しているみち、防災面の問題はあるかもしれないがしっとりとした落ち着きのある伝統的路地界隈などは、一度失われて大型ビルやショッピングセンターになってしまったら、二度と取り戻すことはできません。そこで長年生活していた人たちや商売を営んでいた人たちは、まちを離れてしまいます。既に失われたもの、そして失われつつあるものの価値に気づき、それを持つ街を活用しながら保全して、次世代に継承していくべき時代になっているのではないでしょうか。

旧来からのアジアらしい街は、ともすれば「遅れている」、「貧しい」、「汚い」などと評されますが、市民や観光客に大いに支持され、活用されています。各地の歴史、気候風土に基づいた誇るべきものであり、都市の個性的魅力としてアピールし、発展的に継承されるべきものです。特に各地の路地界隈はそのような魅力、特質を備えた、重要な都市空間であり、歴史的・文化的価値が高いものが多いです。本書は、主にそのような魅力を持つアジア各地の都市空間を描写したものです。

ヨーロッパに隣接した西アジアから極東まで数多くの都市があるなかで、経済や文化の中心都市など20地区を歩き、観察しました。これは、魅力あるアジアの都市のごく一部です。それぞれの都市で、最も魅力・にぎわいがあると私が感じた地区については街路・街区図を、さらにその中心部については建築平面投影図を作成し、公共空間の活動とその基盤である空間構成との関係性を読み解くことを試みました。それらの図面はAllan Jacobs 著Great Streetsなどと同様の表現、スケールとし、都市の比較ができるようにしました。結章では魅力的なまちが備えている条件や今後の都心部再開発の方向性について考察し、補足として各地区の街路や交差点密度について得られたデータを整理しました。

皆様方にはまず、アジア各都市の様々なsense of placeをお楽しみいただければと幸いです。そして、近代化、グローバル経済化のなかで失われてしまったものや失われつつあるものの貴重さを思い、次世代に向けて私たちはどのような都市空間を残し、継承し、再生していけばいいのか、いっしょに考えていただければまことにありがたく存じます。

nice!(0)  コメント(0) 

急傾斜面上の住宅と路地 [世界のまちかど]

埼玉県和光市白子地区は、荒川低地に近く、武蔵野台地の周縁部にある。台地面と、荒川に流れ込む白子川により浸食された谷底低地が入り組んだ地形となっている。

この住宅地は、台地面と低地の間の急斜面上にあり、おそらく1960-70年代に開発されたものと思われる。道路というよりも路地の幅員は2-3m程度、急坂あるいは階段状になって曲がりくねっており、おもしろい。もちろん車は入れない。これだけの急斜面に高密度の宅地開発をしたということは当時の開発圧力が非常に高かったことを示している。接道条件をどのようにクリアしたかは、見た目ではよくわからない。

住宅の老朽化が進み、急斜面のため高齢者にとっての生活環境は厳しい。最寄り駅からは徒歩15分くらいかかる。斜面の路地のおもしろさを活かしたまちづくり、まちの更新がされることを期待したい。

wako slope 1.jpg

wako slope 2.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

ペナン・ジョージタウンのストリートアート [世界のまちかど]

2017年11月、マレーシア・ペナン島のジョージタウンを訪問した。ジョージタウンはイギリス統治時代に建造されたコロニアル風建築や様々な宗教建築があり、2008年に街が世界遺産に登録された。その後2012年に、リトアニア出身のアーティストであるアーネスト・ザカレビッチが歴史的建築物に壁画を描いたことがきっかけとなり、現在では50点以上のストリートアートが街を彩っている。取り組みは比較的新しいが、今ではアートが歴史的建築物や構造物とあいまって、すっかり街に定着し、新たな観光ポイントになっている。
 特徴は、単に見る壁画ではなく、人が係わり、人もアートの一部になる体験型アートが多いこと。参加することで大いに楽しみが増し、自分だけのパーソナルアートになっていること。本人だけではなく同行する人たちの笑顔も、たくさん街にあふれていた。

penang art 1.jpg

penang art 2.jpg

penang art 4.jpg

penang art 3.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

埼玉県入間市ジョンソンタウン [世界のまちかど]

 10月11日、芝浦工大鈴木研究室メンバーで、埼玉県入間市のジョンソンタウンを訪問。磯野商会という地元の不動産会社が一括して経営している賃貸住宅・商業施設の地区である。当初は農地として所有し、朝鮮戦争時に近隣の米軍ジョンソン基地で住宅需要が高まったことから米軍用の住宅地として開発し、当時の米軍住宅が7,000坪の敷地に建設された。その後米兵は去り民間賃貸住宅地となったが、1990年代には老朽化、住民の高齢化が進み、全体の再開発という話もあった。しかしこの土地ならではの米軍住宅の希少性、文化性にこだわりもった先代社長が環境の保全・再生を決定。建築家や都市計画家とチームを組み、この地に愛着を持つ人たちが住み、働く街になっている。現在の住民は約130世帯、200名、店舗は55店に達している。賃料は周辺相場よりもだいぶ高いが、入居待ちがある状況という。
 土地、建物はすべて磯野商会が所有し、賃貸としている。店舗に改装の際には、オーナーとテナント、建築家が協議し、デザインや費用負担などを決定しているという。このような、民間不動産会社が理念を持ち、地域の個性を活かしたまちづくりを行っている例は非常に珍しく、画期的である。街を歩くとよき時代のアメリカのおおらかな雰囲気が漂い、住民や商業者が楽しみ、誇りを持って住み、暮らしていることが感じられる。
 これに似た例として、バークレーのフォースストリートを思い出した。そこはかつては工場、倉庫などであった地域を、地元ディベロッパーが市から段階的に購入し、地元に事務所を置いて、徐々に商業地区として整備したものである。建築はかつての倉庫等をリノベーションし、ヒューマンスケールがあり、区域としては小さいが、歩いて楽しめるストリート空間となっている。ひとつのディベロッパーが地域に密着し、歴史や個性を活かして丁寧な再生をするという点が共通である。
 ジョンソンタウンは近年商業施設が増え、観光客が増えているが、それによってプライバシーの侵害などの問題も発生しているという。今後とも「住む」ことを基本とし、地域を愛する人たちが商業を営むまちであり続けることを願う。

jonsontown (1).jpg

jonsontown (2).jpg

jonsontown (3).jpg
nice!(0)  コメント(0) 

川越まち歩き [世界のまちかど]

5/27(土)、久しぶりに川越を訪問しました。芝浦工大のSD(Space Design)研究会と環境設計・鈴木研究室の学生7名が参加のまち歩きです。ガイドは、川越生まれ・在住で、川越のまちづくりに関わっており、以前にハーツ環境デザインに勤務していたMさんにお願いしました。
 川越といえば、伝建地区に指定されている明治時代の蔵造りの街並みが有名ですが、そこに近接した地区では大正、昭和のイメージを活かした商店街のまちづくりが進められています。さまざまな課題はあるにせよ、それぞれの地域にあったものを生かし、個性のあるまちづくりを進めているのはすばらしいことです。

kawagoe meiji.jpg
明治時代の蔵造を活かした街並み。国内外の観光客が大幅に増えている。以前から自動車交通が多く、歩きやすいとはいえない状態。生活や商売の場であるため自動車が必要とされているが、交通コントロールが必要と思われる。

kawagoe taisho.jpg
ここはかつてはアーケードのある商店街であったが、後年「大正」をイメージした街並み修景が進められ、ずいぶん定着した感がある。

kawagoe showa.jpg
ここは昭和の商店街の保全と再生がこれから進められようとしている街路。「普通の昭和」が残っているまちは少なくなった。これもあと数十年したら歴史的地区になるか。

kawagoe showa2.jpg
昭和のまちの一角にある、旧劇場・映画館。再生計画が検討されているとのこと。

スリランカの古都キャンディ [世界のまちかど]

都市計画関係の仕事で、スリランカの古都キャンディを訪問しました。
仏教の聖地仏歯寺があり、夜明け前の礼拝に多くの人が参集します。
仏歯寺朝1.jpg

キャンディは世界遺産に指定された都市で、数多くの歴史的建築物がありますが、ファサードが大きな看板に隠されているものも少なくありません。
建築と看板.jpg

人口13万人ですが広域的な中心都市で、非常に活力があり、人も車も大変に多く、にぎわいを見せています。バスは走っている台数も乗っている人も多いです。日本では、人口規模が同程度の地方都市でこれだけ歩行者やバス利用者が多い街はまずないでしょう。
キャンディの町と人.jpg

人の生活が街に滲み出していますが、公共空間でくつろぐのではなく、仕事や生活などに必要なため街を歩いているという感じです。午後1:30過ぎになると下校した多数の生徒たちが道端で迎えを待っています。
バスを待つ学生.jpg

大阪城大手門 柱の継ぎ手 ほか [世界のまちかど]

昨日出張で大阪に行った際、大阪城を散策してきました。大手門の控え門の門柱は、左右2本とも継ぎ木により補修されています。向かって右側はごく普通の継ぎ手ですが、左側(写真)は一見どのようにして組み合わさっているのかわからない、複雑な継ぎ手となっています。
大阪城継ぎ手.jpg

下は右側の柱、特に変哲の無い継ぎ手。
大阪城継ぎ手(普通).jpg

私は今回初めて見たのですが、だいぶ前から話題になっており、X線で解析した結果、その構造が明らかにされています。たとえば次のサイトに詳しく説明されています。
http://galleryimpossible.com/outemontugite.htm

施工は大正12年との記録があります。なぜこのような継ぎ手としたのかは明らかでないですが、この補修に関わった設計者や職人たちの高い技術、心意気やしゃれっ気を感じます。

大阪城の天守閣は、初代の豊臣秀吉が建造したものは大坂夏の陣で徳川氏の攻撃により焼失、2代目は徳川氏により再建されたが落雷による火災で焼失、3代目は昭和6年に大阪市によって鉄骨鉄筋コンクリート造で造られ、その後平成9年の耐震補強を含めた大修理で現在に至ります。現在の天守閣もすでに建造後80年以上経っており、歴代の大阪城天守閣では最も長命で、登録文化財に指定されています。大修理の際、バリアフリー対策のため、ガラスと鉄骨造のエレベータが設けられています。見た感じ違和感がありますが、建設時代の最新技術を取り入れるという点では良かったかもしれません。昭和初期にあわせたクラシックなエレベーターデザインという手もあったかも。
大阪城天守閣.jpg

これは大阪市水道局の大手前配水場。昭和初期のアールデコを感じさせるデザイン。配水施設のため、金網に囲まれて近くに寄れないようになっているのが少々残念。近くには、他にもさまざまな近代建築が残されています。
大阪城配水施設.jpg

これは大手門近くの公衆トイレ。コールテン鋼による自由な造形。
大阪城トイレ.jpg

大阪城公園というと天守閣や石垣が主役として目立ちますが、さまざまな時代の個性的な脇役たちに目を向けてみると面白い発見があります、


東京下町 戦災で焼失しなかったエリア [世界のまちかど]

東京の下町、台東区は広く空襲で焼失したが、上野に近い御徒町から稲荷町あたりにかけての一帯に被災しなかった区域がある(地図の白い部分)。そこには戦前から存在していたとみられる建築や路地ががあちこちに残り、今でも使われている。

taito roji billboard.jpg
銅板葺き看板建築の長屋

taito roji thin.jpg
薄型看板建築

taito roji.jpg
狭い路地が残され、住民によって緑がていねいに管理されているところもある

地区の一角には佐竹商店街がある。アーケードがかかり昭和レトロの雰囲気で、元気に営業しているお店も少なくない。この甘味・軽食堂は昭和35年(1960) から営業されているとのことで、焼きそば+アイスクリームセットで500円、これで本当に大丈夫なんですか?という値段だった。
taito shiraneya.jpg

やはり戦争で焼失を免れ、今日まで存在してメッセージやサービスを発していることの意義は大きい。続けることは大変だろうが、なんらかのかたちで次の世代に継承していただきたいものだ。

台東区佐竹付近地図.jpg
地図は「戦災消失区域表示帝都近傍図(昭和21年)国際日本文化研究センター所蔵」。


南池袋公園 [世界のまちかど]

南池袋公園の芝生が開放されたというので、ちょっと立ち寄ってみた。

mip1.jpg

2月にリニューアルオープンした直後にも芝生開放期間が数日あり、その時は足の長い濃い緑の豊かな芝に驚いた。その後養生のため立ち入り禁止とされていた。

この時期なので、日陰が無い芝生空間はかなり暑い。じっと座っている人はほとんどいなかった。
また、かなり刈り込まれているので、直接座るにはあまり向かない。短時間の遊びなら良さそうで、夜になったら涼しくなり良さそう。

mip2.jpg

一方、中高木があるデッキ部分は、風も吹き抜け快適。かなりの人たちがくつろいでいた。

mip3.jpg

レストランは人気で、特にチキンバーベキューが目を引く。
その横には、暑さにも関わらず、屋外で食事する人たちが多い。
この収益の一部は公園に再投資されるしくみとのこと。

mip4.jpg

この公園の特徴は、やはり広い緑の空間とレストラン、ウッドデッキ。若いカップルが集うにふさわしい、おしゃれな設えで、これまでの池袋のイメージを刷新した。これをひとつの契機に、まちがどんどん変わっていく気配を感じる。

これまでの公園というとお決まりの(だいぶ古びた)概念の児童遊園であったが、まちを使う人たちのニーズを読み取り応えている。シンプルな空間構成も良い。

前の10件 | - 世界のまちかど ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。