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世界のまちかど ブログトップ
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急傾斜面上の住宅と路地 [世界のまちかど]

埼玉県和光市白子地区は、荒川低地に近く、武蔵野台地の周縁部にある。台地面と、荒川に流れ込む白子川により浸食された谷底低地が入り組んだ地形となっている。

この住宅地は、台地面と低地の間の急斜面上にあり、おそらく1960-70年代に開発されたものと思われる。道路というよりも路地の幅員は2-3m程度、急坂あるいは階段状になって曲がりくねっており、おもしろい。もちろん車は入れない。これだけの急斜面に高密度の宅地開発をしたということは当時の開発圧力が非常に高かったことを示している。接道条件をどのようにクリアしたかは、見た目ではよくわからない。

住宅の老朽化が進み、急斜面のため高齢者にとっての生活環境は厳しい。最寄り駅からは徒歩15分くらいかかる。斜面の路地のおもしろさを活かしたまちづくり、まちの更新がされることを期待したい。

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ペナン・ジョージタウンのストリートアート [世界のまちかど]

2017年11月、マレーシア・ペナン島のジョージタウンを訪問した。ジョージタウンはイギリス統治時代に建造されたコロニアル風建築や様々な宗教建築があり、2008年に街が世界遺産に登録された。その後2012年に、リトアニア出身のアーティストであるアーネスト・ザカレビッチが歴史的建築物に壁画を描いたことがきっかけとなり、現在では50点以上のストリートアートが街を彩っている。取り組みは比較的新しいが、今ではアートが歴史的建築物や構造物とあいまって、すっかり街に定着し、新たな観光ポイントになっている。
 特徴は、単に見る壁画ではなく、人が係わり、人もアートの一部になる体験型アートが多いこと。参加することで大いに楽しみが増し、自分だけのパーソナルアートになっていること。本人だけではなく同行する人たちの笑顔も、たくさん街にあふれていた。

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埼玉県入間市ジョンソンタウン [世界のまちかど]

 10月11日、芝浦工大鈴木研究室メンバーで、埼玉県入間市のジョンソンタウンを訪問。磯野商会という地元の不動産会社が一括して経営している賃貸住宅・商業施設の地区である。当初は農地として所有し、朝鮮戦争時に近隣の米軍ジョンソン基地で住宅需要が高まったことから米軍用の住宅地として開発し、当時の米軍住宅が7,000坪の敷地に建設された。その後米兵は去り民間賃貸住宅地となったが、1990年代には老朽化、住民の高齢化が進み、全体の再開発という話もあった。しかしこの土地ならではの米軍住宅の希少性、文化性にこだわりもった先代社長が環境の保全・再生を決定。建築家や都市計画家とチームを組み、この地に愛着を持つ人たちが住み、働く街になっている。現在の住民は約130世帯、200名、店舗は55店に達している。賃料は周辺相場よりもだいぶ高いが、入居待ちがある状況という。
 土地、建物はすべて磯野商会が所有し、賃貸としている。店舗に改装の際には、オーナーとテナント、建築家が協議し、デザインや費用負担などを決定しているという。このような、民間不動産会社が理念を持ち、地域の個性を活かしたまちづくりを行っている例は非常に珍しく、画期的である。街を歩くとよき時代のアメリカのおおらかな雰囲気が漂い、住民や商業者が楽しみ、誇りを持って住み、暮らしていることが感じられる。
 これに似た例として、バークレーのフォースストリートを思い出した。そこはかつては工場、倉庫などであった地域を、地元ディベロッパーが市から段階的に購入し、地元に事務所を置いて、徐々に商業地区として整備したものである。建築はかつての倉庫等をリノベーションし、ヒューマンスケールがあり、区域としては小さいが、歩いて楽しめるストリート空間となっている。ひとつのディベロッパーが地域に密着し、歴史や個性を活かして丁寧な再生をするという点が共通である。
 ジョンソンタウンは近年商業施設が増え、観光客が増えているが、それによってプライバシーの侵害などの問題も発生しているという。今後とも「住む」ことを基本とし、地域を愛する人たちが商業を営むまちであり続けることを願う。

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川越まち歩き [世界のまちかど]

5/27(土)、久しぶりに川越を訪問しました。芝浦工大のSD(Space Design)研究会と環境設計・鈴木研究室の学生7名が参加のまち歩きです。ガイドは、川越生まれ・在住で、川越のまちづくりに関わっており、以前にハーツ環境デザインに勤務していたMさんにお願いしました。
 川越といえば、伝建地区に指定されている明治時代の蔵造りの街並みが有名ですが、そこに近接した地区では大正、昭和のイメージを活かした商店街のまちづくりが進められています。さまざまな課題はあるにせよ、それぞれの地域にあったものを生かし、個性のあるまちづくりを進めているのはすばらしいことです。

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明治時代の蔵造を活かした街並み。国内外の観光客が大幅に増えている。以前から自動車交通が多く、歩きやすいとはいえない状態。生活や商売の場であるため自動車が必要とされているが、交通コントロールが必要と思われる。

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ここはかつてはアーケードのある商店街であったが、後年「大正」をイメージした街並み修景が進められ、ずいぶん定着した感がある。

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ここは昭和の商店街の保全と再生がこれから進められようとしている街路。「普通の昭和」が残っているまちは少なくなった。これもあと数十年したら歴史的地区になるか。

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昭和のまちの一角にある、旧劇場・映画館。再生計画が検討されているとのこと。

スリランカの古都キャンディ [世界のまちかど]

都市計画関係の仕事で、スリランカの古都キャンディを訪問しました。
仏教の聖地仏歯寺があり、夜明け前の礼拝に多くの人が参集します。
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キャンディは世界遺産に指定された都市で、数多くの歴史的建築物がありますが、ファサードが大きな看板に隠されているものも少なくありません。
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人口13万人ですが広域的な中心都市で、非常に活力があり、人も車も大変に多く、にぎわいを見せています。バスは走っている台数も乗っている人も多いです。日本では、人口規模が同程度の地方都市でこれだけ歩行者やバス利用者が多い街はまずないでしょう。
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人の生活が街に滲み出していますが、公共空間でくつろぐのではなく、仕事や生活などに必要なため街を歩いているという感じです。午後1:30過ぎになると下校した多数の生徒たちが道端で迎えを待っています。
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大阪城大手門 柱の継ぎ手 ほか [世界のまちかど]

昨日出張で大阪に行った際、大阪城を散策してきました。大手門の控え門の門柱は、左右2本とも継ぎ木により補修されています。向かって右側はごく普通の継ぎ手ですが、左側(写真)は一見どのようにして組み合わさっているのかわからない、複雑な継ぎ手となっています。
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下は右側の柱、特に変哲の無い継ぎ手。
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私は今回初めて見たのですが、だいぶ前から話題になっており、X線で解析した結果、その構造が明らかにされています。たとえば次のサイトに詳しく説明されています。
http://galleryimpossible.com/outemontugite.htm

施工は大正12年との記録があります。なぜこのような継ぎ手としたのかは明らかでないですが、この補修に関わった設計者や職人たちの高い技術、心意気やしゃれっ気を感じます。

大阪城の天守閣は、初代の豊臣秀吉が建造したものは大坂夏の陣で徳川氏の攻撃により焼失、2代目は徳川氏により再建されたが落雷による火災で焼失、3代目は昭和6年に大阪市によって鉄骨鉄筋コンクリート造で造られ、その後平成9年の耐震補強を含めた大修理で現在に至ります。現在の天守閣もすでに建造後80年以上経っており、歴代の大阪城天守閣では最も長命で、登録文化財に指定されています。大修理の際、バリアフリー対策のため、ガラスと鉄骨造のエレベータが設けられています。見た感じ違和感がありますが、建設時代の最新技術を取り入れるという点では良かったかもしれません。昭和初期にあわせたクラシックなエレベーターデザインという手もあったかも。
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これは大阪市水道局の大手前配水場。昭和初期のアールデコを感じさせるデザイン。配水施設のため、金網に囲まれて近くに寄れないようになっているのが少々残念。近くには、他にもさまざまな近代建築が残されています。
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これは大手門近くの公衆トイレ。コールテン鋼による自由な造形。
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大阪城公園というと天守閣や石垣が主役として目立ちますが、さまざまな時代の個性的な脇役たちに目を向けてみると面白い発見があります、


東京下町 戦災で焼失しなかったエリア [世界のまちかど]

東京の下町、台東区は広く空襲で焼失したが、上野に近い御徒町から稲荷町あたりにかけての一帯に被災しなかった区域がある(地図の白い部分)。そこには戦前から存在していたとみられる建築や路地ががあちこちに残り、今でも使われている。

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銅板葺き看板建築の長屋

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薄型看板建築

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狭い路地が残され、住民によって緑がていねいに管理されているところもある

地区の一角には佐竹商店街がある。アーケードがかかり昭和レトロの雰囲気で、元気に営業しているお店も少なくない。この甘味・軽食堂は昭和35年(1960) から営業されているとのことで、焼きそば+アイスクリームセットで500円、これで本当に大丈夫なんですか?という値段だった。
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やはり戦争で焼失を免れ、今日まで存在してメッセージやサービスを発していることの意義は大きい。続けることは大変だろうが、なんらかのかたちで次の世代に継承していただきたいものだ。

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地図は「戦災消失区域表示帝都近傍図(昭和21年)国際日本文化研究センター所蔵」。


南池袋公園 [世界のまちかど]

南池袋公園の芝生が開放されたというので、ちょっと立ち寄ってみた。

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2月にリニューアルオープンした直後にも芝生開放期間が数日あり、その時は足の長い濃い緑の豊かな芝に驚いた。その後養生のため立ち入り禁止とされていた。

この時期なので、日陰が無い芝生空間はかなり暑い。じっと座っている人はほとんどいなかった。
また、かなり刈り込まれているので、直接座るにはあまり向かない。短時間の遊びなら良さそうで、夜になったら涼しくなり良さそう。

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一方、中高木があるデッキ部分は、風も吹き抜け快適。かなりの人たちがくつろいでいた。

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レストランは人気で、特にチキンバーベキューが目を引く。
その横には、暑さにも関わらず、屋外で食事する人たちが多い。
この収益の一部は公園に再投資されるしくみとのこと。

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この公園の特徴は、やはり広い緑の空間とレストラン、ウッドデッキ。若いカップルが集うにふさわしい、おしゃれな設えで、これまでの池袋のイメージを刷新した。これをひとつの契機に、まちがどんどん変わっていく気配を感じる。

これまでの公園というとお決まりの(だいぶ古びた)概念の児童遊園であったが、まちを使う人たちのニーズを読み取り応えている。シンプルな空間構成も良い。

百貨店の屋上庭園 [世界のまちかど]

池袋西武百貨店の屋上庭園には、モネの蓮池をテーマとしたランドスケープ(ルーフスケープ?)が施されている。
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植栽がない部分の床タイルは蓮池をイメージした色合いで、そこに浮かぶ蓮のように低床ウッドデッキが配され、そこが飲食席になっている。

円形の水盆があり、その縁がテーブルになっており、水面はテーブル面とほぼ同じ高さ。さすがに昼は暑くて使われていないが、夜は快適で、満席であった。
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昔はデパート屋上と言えばミニ遊園地的な家族の遊び場であったが、今では新たな客層をターゲットとし、エコロジカルで斬新な場が志向されているようである。

金沢の初夏 [世界のまちかど]

連休中に、約30数年ぶりに金沢に行ってきました。北陸新幹線開業で首都圏からはぐっと近くなりました。好天に恵まれ、終日金沢のまちを歩き、堪能しました。
コンパクトな中に賑わいの市街地があり、豊かな食文化があり、多様な歴史、自然的環境があり、またそれらを守る努力があるまちです。

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長町武家屋敷

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東茶屋街


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