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イルミネーション in 東京 [世界のまちかど]

 今年も年の瀬となりました。ここ数年、街のクリスマスの雰囲気はずいぶん薄まったように思いますが、それでも都心各地のイルミネーションは季節の移ろいと華やかさを感じさせてくれます。
 大規模なイルミネーションは相当な経費がかかることもあり、開催の数や時期が短くなっているようです。以前は電球であったものが今ではLEDになり、青色やピンクが増えました。東京駅前~行幸通りでは、スクリーンや壁面投影の新しいイルミが登場しました。技術やデザイン、運営方式の進展によりイルミネーションの多様化が進んでいます。

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丸の内仲通り。伝統的な電球色を踏襲したシンプルで清楚なイルミネーション

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東京駅前、行幸通りのミチテラス。スクリーン投影方式が登場。正面の東京駅駅舎にも映像を投影。
一方通行で交通規制されていました。

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数年前から始まった渋谷「青の洞窟」。当初は違和感もあったのですが、すっかり定着したようです。

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Great Urban Places in ASIA [世界のまちかど]

2018.12.21、Great Urban Places in ASIAをWiley Publishing Japanより出版しました。
本書はアジア20都市のsense of placeを180点以上のスケッチ、40点ほどの都市構成図及び建築投影図、文章で表現したものです。画一的な再開発などで失われつつある個性ある街や、庶民の生き生きした暮らしの場であるパブリックスペースを残し活かしていくことの大切さをお伝えできればと思います。

アマゾンで予約販売が始まっており、ご興味あればご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07LBCQ1L8
今のところkindle版のみですが、来月中にはプリント版のお知らせも出る予定です。

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今日アジアの都市の多くで、その都市らしさが失われつつあります。混沌とした活力にあふれたアクティビティが公共空間から排除されつつあります。歴史・文化的価値を持つ建築や、庶民の生活を育んできた住環境が、現代的で世界共通仕様のものに変わりつつあります。人が歩くまちから車が走る都市に変わりつつあります。政府や事業者そして多くの住民も、それが最大の経済的利益と便利さを生むものと考え、受け入れ推進してきました。特に発展途上にある多くのアジアの都市においては、開発圧力はとても大きいものです。

しかし、現代的な開発によって都市のすべてを覆いつくしてしまったら、何が残るのでしょうか。混沌雑然としているがヒューマンスケールで人々の生活や商売、活力があふれ出しているみち、防災面の問題はあるかもしれないがしっとりとした落ち着きのある伝統的路地界隈などは、一度失われて大型ビルやショッピングセンターになってしまったら、二度と取り戻すことはできません。そこで長年生活していた人たちや商売を営んでいた人たちは、まちを離れてしまいます。既に失われたもの、そして失われつつあるものの価値に気づき、それを持つ街を活用しながら保全して、次世代に継承していくべき時代になっているのではないでしょうか。

旧来からのアジアらしい街は、ともすれば「遅れている」、「貧しい」、「汚い」などと評されますが、市民や観光客に大いに支持され、活用されています。各地の歴史、気候風土に基づいた誇るべきものであり、都市の個性的魅力としてアピールし、発展的に継承されるべきものです。特に各地の路地界隈はそのような魅力、特質を備えた、重要な都市空間であり、歴史的・文化的価値が高いものが多いです。本書は、主にそのような魅力を持つアジア各地の都市空間を描写したものです。

ヨーロッパに隣接した西アジアから極東まで数多くの都市があるなかで、経済や文化の中心都市など20地区を歩き、観察しました。これは、魅力あるアジアの都市のごく一部です。それぞれの都市で、最も魅力・にぎわいがあると私が感じた地区については街路・街区図を、さらにその中心部については建築平面投影図を作成し、公共空間の活動とその基盤である空間構成との関係性を読み解くことを試みました。それらの図面はAllan Jacobs 著Great Streetsなどと同様の表現、スケールとし、都市の比較ができるようにしました。結章では魅力的なまちが備えている条件や今後の都心部再開発の方向性について考察し、補足として各地区の街路や交差点密度について得られたデータを整理しました。

皆様方にはまず、アジア各都市の様々なsense of placeをお楽しみいただければと幸いです。そして、近代化、グローバル経済化のなかで失われてしまったものや失われつつあるものの貴重さを思い、次世代に向けて私たちはどのような都市空間を残し、継承し、再生していけばいいのか、いっしょに考えていただければまことにありがたく存じます。

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ウィーンのシェアードスペース [アーバンデザイン]

特に変わったことがない道路に見えるかもしれないが、これがshared space、つまり車道、歩道、自転車道などの利用区分が明確でなく、みんなで共有する道路。以前は車道4車線に両側歩道という一般的な構造であったところ、さまざまな検討を経て、最終的には住民投票を行い54%の賛成で可決、実施されたもの。お互いがお互いを配慮することが基本となっている。ゆったりとした空間に、和やかな時間が流れており、空間も実現プロセスも素晴らしいと感じた。

シェアードスペースについては日本語の解説書もあるが、受けた説明によるとだいたい以下のとおり。
・ウィーン中心部では公共交通利用を促進しており、すべての場所から300m以内で公共交通にアクセス(地下鉄、トラム、バス、国鉄)できるようにしている。
・シェアードスペースにすることで、自動車通行量の削減、減速になり、騒音が少なくなり、より歩行者にフレンドリーな街になる。
・原則は駐車禁止だが、荷捌きなどのために可能なエリアも設定されている。
・同時にシェアード自転車や、シェアードカーゴバイク(大きな荷車付き自転車)などが推進され、自動車を使わなくても快適な生活ができるようにモーダルシフトを進めている。実際、ウィーン都心部では近年自動車利用が減り、公共交通利用が大きく増えている。
・自動車レーンがあればドライバーはそこを優先的に通るのが当然の権利として走行するが、シェアードスペースでは常時歩行者や自転車に配慮しなければならず、運転が慎重になるので、事故は増えていない。
・道路に段差はないが、自動車のスペース、歩行者のスペースなどは線で示されている。
・全体的には歩行者スペースが増え、街路の賑わいが増えた
・バスが走るが、バス専用の信号機があり、歩行者に注意を喚起している
・検討過程では多くの議論があり、住民投票でも僅差であったが、今では大半の人たちは非常にハッピーに感じている。

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東京のグリーンインフラビジョン

この週末、ランドスケープや都市デザインの話を聞く機会があり、改めて快適な人間活動ができる都市空間の大切さを感じた。今夏は非常に暑かったが、地球温暖化のためますます暑くなる可能性が高い。その対策のためにもグリーンインフラが必要になる。
東京都心には意外とまとまった公園緑地があるのだが、幹線街路と水路を緑化してそれらを繋いでみた。オルムステッドが19世紀に設計し、実現されたボストンのエメラルドネックレスと比較すると、似たようなスケール感になる。東京オリンピックを契機としてこのような都市につくり変えていくことが、将来にとって大切ではないか。ボストンの緑は150年経って、市民の憩いの場であり誇りにもなっている。
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東北「復興」の現実 河川

8/13-15日に、東日本大震災による津波被災地を見てきました。仙台から石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡を廻りました。宮城県内の河川は、どれも同じようにコンクリートで河岸と河道が固められ、巨大な人工排水路とされています。写真のような景観が次々に現れます。生態系や景観への悪影響は計り知れません。これで何を守るのか?この先長期間の維持管理はできるのか?次世代、次々世代の人たちはこれを見てどう思うのだろう?負の遺産ではないか?次々と疑問が沸き上がります。
人命を守ることは大事ですが、このような自然改変がその正解なのか。意思決定のしくみやあり方を見直す必要があると感じました。

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福岡ネクサスワールド [建築紹介]

芝浦工大環境設計・鈴木研究室 福岡合宿の一環として、香椎のネクサスワールドを訪問。1990年代初期の開発。福岡地所によって、世界の6名の建築家によって設計された11棟のユニークな集合住宅が建設されたもの。香椎地区周辺は福岡市都心から電車で約15分ほどと近く、大規模集合住宅は商業施設の開発が相次いでいる。ネクサスワールドは建設後17-8年になるが、今でもその個性は健在で、価値を保持しているようである。

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Mark Mack 棟

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Rem Koolhaas棟

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Steven Hall棟

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ぐりんぐりん [建築紹介]

芝浦工大鈴木研究室合宿で訪問。
アイランドシティ中央公園にある緑の体験学習施設。伊東豊雄設計で2005年竣工。内部は植物園や休憩所、学習施設となっている。特徴はその形状で、大地と建築の一体化が図られている。お椀を伏せたようなコンクリートスラブ3次元構造体が螺旋状につらなっている。屋上には歩行者路デッキが設けられ、それ以外の部分は植栽されて盛り上がった大地のようになっている。

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門司港レトロ地区 [アーバンデザイン]

芝浦工業大学環境システム学科鈴木研究室の夏合宿として、8/7に北九州市の門司港レトロ地区を見学しました。私の前任の中野恒明さん(芝浦工大名誉教授、アプル総合計画代表)が永年都市デザインに関わられた地区です。今回は北九州市門司港レトロ課のご担当者と、洋建築代表でこの地区の整備に地元建築家として関わっておられる城水悦子さんにご案内いただきました。
歴史的建築物の保存と再生には、それを支える経済と運営管理、組織、デザインマネジメントが必要で(メインストリートプログラムの「4つのアプローチ」とほぼ同じ)、この地区では行政と民間が連携しながら、長年かけて取り組み成果を挙げています。学生たちにとっても刺激になったと思います。

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歴史的建築物の保存だけではなく、オープンスペースのデザインも一新された。

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地域の再生につれ、周辺地区にはマンション開発も進む。この黒川紀章設計のタワーは、将来、歴史的建築物になるのか?

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MOJIKOと戯れる我が研究室の学生

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JR門司港駅のレトロ再生も進行中

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豪華列車ななつ星をみんなで見送りました。




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銭湯をリノベーションしたカフェ 多度津

香川県多度津町を訪問。住民主体の中心市街地(商店街)活性化コンペの審査委員長をしている関係で、その対象地を見学。本町通りは金比羅街道にあたり、かつては参詣客で賑わい、歴史的建築物が並ぶが、現在は閑散としている。そのなかで、歴史的建築物を活かした店舗やコミュニティ施設ができ始めている。写真は廃業した銭湯「清水温泉」をリノベーションしたカフェで、開店してまだ1ヶ月ほど。土曜日の午前中であったが、若者や家族連れもいて賑わっていた。浴槽の中にも椅子やテーブルを入れたりといったおもしろいデザインで、みな雰囲気を楽しんでいるようだった。
商店街の活性化は、かつての商業機能をベースに考えるのでは不可能だ。そもそも活性化とは何を目指すのか。少子高齢化、車社会化が顕著な現代の地方都市の中心市街地は、歴史や文化を体験する場、福祉や子育ての場、それらと関係した事業や何かに特化した事業でないと生き残らないだろう。従来どおりの仕事の仕方ではダメというのは、我々の都市計画も含め他の業界でも同じ。変化のスピードに法制度がついていけず、一方制度を運用する行政はますます安全主義で保守化しているというのは、日本の高齢化の影響と思える。
コンペでプレゼンした人たちの多くは、若い、Iターン、地元の商業者や権利者ではないが、まちのために自分の時間と情熱を投入している。中心市街地活性化コンペも、商店街の売り上げに寄与するかという指標ではなく、そういうやる気のある人たちをサポートするものと考えるべきだ。

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斜面地における開発行為

我が家の近く、埼玉県和光市内の南斜面で進められている宅地開発。このあたりは土地の起伏が大きく、大規模開発はしにくいため、一部だが雑木林が残されている。
この住宅地開発は無機質な擁壁が続き、1階レベルは固く冷たい表情になりそうで残念。住宅地全体として南斜面の良さを活かすことが顧みられず、個々の住宅にとっての利益のみ追求されている。開発行為は一定の技術基準が満たされれば許可されるのだが、街並み形成についても指導できるしくみが必要だ。それはまちや資産の価値をあげることにつながるはず。

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