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ウィーンのシェアードスペース [アーバンデザイン]

特に変わったことがない道路に見えるかもしれないが、これがshared space、つまり車道、歩道、自転車道などの利用区分が明確でなく、みんなで共有する道路。以前は車道4車線に両側歩道という一般的な構造であったところ、さまざまな検討を経て、最終的には住民投票を行い54%の賛成で可決、実施されたもの。お互いがお互いを配慮することが基本となっている。ゆったりとした空間に、和やかな時間が流れており、空間も実現プロセスも素晴らしいと感じた。

シェアードスペースについては日本語の解説書もあるが、受けた説明によるとだいたい以下のとおり。
・ウィーン中心部では公共交通利用を促進しており、すべての場所から300m以内で公共交通にアクセス(地下鉄、トラム、バス、国鉄)できるようにしている。
・シェアードスペースにすることで、自動車通行量の削減、減速になり、騒音が少なくなり、より歩行者にフレンドリーな街になる。
・原則は駐車禁止だが、荷捌きなどのために可能なエリアも設定されている。
・同時にシェアード自転車や、シェアードカーゴバイク(大きな荷車付き自転車)などが推進され、自動車を使わなくても快適な生活ができるようにモーダルシフトを進めている。実際、ウィーン都心部では近年自動車利用が減り、公共交通利用が大きく増えている。
・自動車レーンがあればドライバーはそこを優先的に通るのが当然の権利として走行するが、シェアードスペースでは常時歩行者や自転車に配慮しなければならず、運転が慎重になるので、事故は増えていない。
・道路に段差はないが、自動車のスペース、歩行者のスペースなどは線で示されている。
・全体的には歩行者スペースが増え、街路の賑わいが増えた
・バスが走るが、バス専用の信号機があり、歩行者に注意を喚起している
・検討過程では多くの議論があり、住民投票でも僅差であったが、今では大半の人たちは非常にハッピーに感じている。

shared space s.jpg
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