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マレーシアからの留学生 大宮郊外地域ツアー

今年度から、芝浦工業大学環境システム学科(環境設計研究室)教授に着任しました。
芝浦工大大宮キャンパスに、マレーシアから14名の短期訪問学生が来訪中です。大宮からニューシャトルに乗り、郊外地域を案内しました。

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ニューシャトルは新幹線と同じ構造体を利用して地域のために作られたことや、駅前の駐輪システムなどを説明。

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上尾市原市団地の芝浦工大サテライトラボでは、作山教授と研究室メンバーが自作の釜で焼いたピザでお出迎えしてくれました。

神楽坂の路地界隈の変化- 景観の動態的保全

20170330 NPO法人粋なまちづくり倶楽部 174回まちづくり住まいづくり塾 
今あらためて!神楽坂まちづくりシリーズ第3回

「神楽坂の路地界隈における建物更新の動向と特徴-景観の動態的保全と継承に着目して-」
明治大学大学院建築学専攻 熊谷友花さんの修士論文の発表と意見交換

【論文発表】
◆この10年、路地界隈の主な変化
・ 対象地区(神楽坂1-5丁目の神楽坂通り沿道と伝統的路地界隈)における2006-16年の建物更新は計97回であり、うち新築が27件、改修が70件と改修(ほとんどが建築確認不要の小規模改修)が多い。更新は地区内で偏り無くおこっており年代的にも毎年ほぼ同様のペース。
・ 建物間口は3間以下が約30%で、神楽坂通りに面する建物の間口は路地のそれよりも狭い。
・対象地区の道路の80.3%は幅員4m未満。幅員1.8m未満の路地は10年間で25%から16.7%に減少。一方、幅員が4m以上に広がったところはほとんどない。
・ 1階の用途は飲食店が47%であり、10年間で8ポイント増加。
・ 改修事例では「神楽坂らしい」として、事業者自ら黒塀や格子などのデザインを採用している例が多い。また、従来からの吹き付けタイル仕上げなどの利用が多い。
・ 近年の特徴として、大きな開口部を持つものが増加。
・ 新築では高さを抑えて地下を利用するものが出てきている。

◆課題
 新築、改修事例ではそれぞれ神楽坂らしさを表現したファサードが多いが、現行法制度は動態的保全と相反することも多い。地域独自のルール、たとえばセットバックの制限、建築高さについての道路斜線制限の緩和(路地界隈~路地に寄り付いて建てる)などの制度化が求められる。

◆意見交換
・ 神楽坂では「開いている」建築と「閉じている」建築が隣り合って共存しているところがおもしろいのでは。全部開いたら神楽坂ではなくなる。「開いている」と入りやすいが、「閉じている」店は「大人」度がたかい。
・ 神楽坂で、大規模な土地の集約が起こらず、まんべんなく更新が起こっていることは、健全な更新がされていると見てよい。
・ 大きな開口部を持つ店舗・飲食店は近年神楽坂に限らず増加している。
・ 段階的に道路を広げようという2項道路の主旨は、近年の神楽坂ではほとんど実現されていない。制度的な無理が露呈している。3項道路指定がされることは前進だが、それで課題がすべて解決されるわけではない。
・ 高さ制限など地区計画は一定の効果を挙げているようだ。神楽坂のまちづくりルールは、完璧とはいえないが、これまで取り組んできたことの成果が挙がっていると評価する。
・ ファサードの改修が多いが、構造(耐震など)の改善は部分的であり、本質的な問題の先送りでは。あと10年もしたら構造が持たなくなるものが出てくるだろう。新築ではなく改修で建築の強度を上げることは可能だが、建築基準法によらない(抵触しない)大規模改修の方策を検討する必要がある。木造であれば部分的な交換などで対処しやすいが、重量鉄骨やRCでは難しい。
・ やはり地元、住民が積極的にまちづくりに関わることが基本的に大事。
・ 陸前高田では、震災後住民は高台に移転したのに、低地をかさ上げした区画整理地区の大半は住居系の用途指定がされ、商工業系の用途が制限された。さらに準防火地区に指定したため、地元産の木材を使うことも制約される。行政の施策とまちづくりの方向がばらばらである。長い歴史を持ちそれを大切にしようというまちづくり活動がうらやましい。
・ 屋外広告物、看板については、神楽坂通りでは大きく派手なものもあるが、路地界隈では少ない。人の視線の高さ、歩く早さなどが違う。
・ 神楽小路の奥に建設中のゲームセンターは、路地の景観に全く合わないものであり、そのようなものを予防するためにもデザインガイドラインなどを公開することが必要だ。
・ 路地の景観を守ることは権利の制限になる部分もあるが、一方それによって資産価値や商業的な魅力を長期にわたって保全することにもなり、権利者にとっても利益になる。そのことをうまく説明したい。和可菜が休館しているが、神楽坂のあの場所あの雰囲気でしか出来ないビジネスがあり、あの状態で日本料理店や宿泊施設などをやろうという事業者はいるはず。権利者と事業者をうまく結びつけるしくみがあるとよい。
・ 3項道路や街並み形成型地区計画の実現に向けて、3/21に興隆会を開催したところ反対意見が出ず、区もその方向で動き出している。

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スリランカの古都キャンディ [世界のまちかど]

都市計画関係の仕事で、スリランカの古都キャンディを訪問しました。
仏教の聖地仏歯寺があり、夜明け前の礼拝に多くの人が参集します。
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キャンディは世界遺産に指定された都市で、数多くの歴史的建築物がありますが、ファサードが大きな看板に隠されているものも少なくありません。
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人口13万人ですが広域的な中心都市で、非常に活力があり、人も車も大変に多く、にぎわいを見せています。バスは走っている台数も乗っている人も多いです。日本では、人口規模が同程度の地方都市でこれだけ歩行者やバス利用者が多い街はまずないでしょう。
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人の生活が街に滲み出していますが、公共空間でくつろぐのではなく、仕事や生活などに必要なため街を歩いているという感じです。午後1:30過ぎになると下校した多数の生徒たちが道端で迎えを待っています。
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高松市の商店街

 香川県の「舞台は商店街!コンペ事業」の審査員をしており、その報告会があって高松を訪問した。
 高松市の中心部には複数の商店街がある。どれも幅員は10-12m程度と広く、街路全体を覆うアーケードがあり、ネットワークされている。いずれも基本的には歩行者専用だが、自転車の通行は多い。商店街によって、店の種類や客層が異なるが、今でもかなりの数の個店が営業している。これは大きな地域資源である。この多様な個店と広い歩行者空間をいかすことが課題になっている。

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高松市中心部の多様な商店街

 現在ネットショッピングが普及し、今後ともその傾向が高まることが予想される。アメリカではショッピングセンターの集客も低下しており、単にものを買うという目的だけでは人が集まらないことが明らかになりつつある。商店街も、何かを体験して楽しむために人が集まる場にしていかないと、生き残れない時代である。そこに、商店街がまちづくりに取り組む意味がある。また、特に物販店は、必要なものを買う(buying)ではなく、専門的な知識を生かして買い物を楽しむ(shopping)の場にならないと、人が来ないか、経済効率が高いチェーン店に駆逐されてしまう。これまでの狭い視野の商店街振興策ではとても対応できず、住宅、福祉、教育、文化、交通、都市計画などが相乗りしたまちづくりが必要だ。

大阪城大手門 柱の継ぎ手 ほか [世界のまちかど]

昨日出張で大阪に行った際、大阪城を散策してきました。大手門の控え門の門柱は、左右2本とも継ぎ木により補修されています。向かって右側はごく普通の継ぎ手ですが、左側(写真)は一見どのようにして組み合わさっているのかわからない、複雑な継ぎ手となっています。
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下は右側の柱、特に変哲の無い継ぎ手。
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私は今回初めて見たのですが、だいぶ前から話題になっており、X線で解析した結果、その構造が明らかにされています。たとえば次のサイトに詳しく説明されています。
http://galleryimpossible.com/outemontugite.htm

施工は大正12年との記録があります。なぜこのような継ぎ手としたのかは明らかでないですが、この補修に関わった設計者や職人たちの高い技術、心意気やしゃれっ気を感じます。

大阪城の天守閣は、初代の豊臣秀吉が建造したものは大坂夏の陣で徳川氏の攻撃により焼失、2代目は徳川氏により再建されたが落雷による火災で焼失、3代目は昭和6年に大阪市によって鉄骨鉄筋コンクリート造で造られ、その後平成9年の耐震補強を含めた大修理で現在に至ります。現在の天守閣もすでに建造後80年以上経っており、歴代の大阪城天守閣では最も長命で、登録文化財に指定されています。大修理の際、バリアフリー対策のため、ガラスと鉄骨造のエレベータが設けられています。見た感じ違和感がありますが、建設時代の最新技術を取り入れるという点では良かったかもしれません。昭和初期にあわせたクラシックなエレベーターデザインという手もあったかも。
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これは大阪市水道局の大手前配水場。昭和初期のアールデコを感じさせるデザイン。配水施設のため、金網に囲まれて近くに寄れないようになっているのが少々残念。近くには、他にもさまざまな近代建築が残されています。
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これは大手門近くの公衆トイレ。コールテン鋼による自由な造形。
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大阪城公園というと天守閣や石垣が主役として目立ちますが、さまざまな時代の個性的な脇役たちに目を向けてみると面白い発見があります、


金沢市のパブリックスペース調査 [まちづくりの仕事]

金沢は歴史と文化のあるまちで、北陸新幹線開業の効果もあり、観光客が大幅に増えています。まちなかを歩くひとも多いですが、中心市街地の屋外のパブリックスペースがどのようになっているか、使われているかについては、あまり知られていません。とある関係で(いずれ報告したいと思います)、その調査をすることになり、先日予備調査を行いました。

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ここは歩行者天国になっている商店街。若者の通行量がおおいみちです。しかし、このベンチはほとんど使われていません。もちろん冬の季節ということもありますが、他には使われているものもありました。何が問題で、何が出来るのか?

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金沢はバス利用が多い街で、多くの人たちがバス待ちをしています。ベンチもあり、利用されていますが、立っている人も多く、歩行者と交錯しています。より快適なバス待ちスペースにするにはどうしたらよいか?

これらは一部の例で、これから地域の関係者みなさんといっしょに取り組んでいく予定です。


福島県復興公営住宅 [まちづくりの仕事]

基本設計を担当、2015年2月に完了した福島県復興公営住宅高萩団地(いわき市)と、同時期に基本設計された守山団地(郡山市)がこのほど竣工し、入居開始されたので、見てきました。これらの団地は、復興公営住宅街区デザインガイドラインに沿って建てられ、使われるようにされたものです。

【高萩団地】
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住宅は一戸建てと二戸一形式、平屋と2階建ての混在。中層の団地ではなく、住民がこれまで住み慣れた戸建にできるだけ近い形式とするため、そのようにした。限られた土地にかなり密な戸数を入れたのでどうかと思ったが、まずまずの密度感とバラエティであった。大半の団地が、周辺の住民が共用できる「コモン」を囲む形式となっている。
住宅そのものは県営賃貸住宅の基準により、いくつかのタイプがある。道路舗装、外構、植樹については実施設計と施工監理が及ばず、かなり画一化された固いものとなっておりあちこち気になった。舗装はコモンを含めてすべて黒アスファルト舗装とされ、しかも不同沈下を補修したためその周りが目立って残念である。実施設計と監理まで関与できるしくみがなかったためだが、公営住宅とはいえなんとかできなかったのかとの思いがある。とはいえ比較的短期間でこの住宅地が出来たのは、多くの関係者ががんばった成果ともいえよう。

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コモンとそれを囲む住宅。コモンはほとんどが自動車対応の仕様になってしまい、潤いが感じられないが(基本設計では緑化も考慮されていたが、その後削除された)、入居者たちの手で緑などがつくられ、ここで子どもたちが遊ぶ姿が見られるだろうか。そうなるようにサポートが必要だ。

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地区内に小川があるが、安全対策として周囲はコンクリートで固められ、立ち入りはできないようになっていた。地元の在来技術と素材を使うことを提案したアーチ形石橋計画は、コンクリートとボラードの橋とされた。残念。

これから徐々に入居が進み、原発事故避難者の皆さんにとって「心が和むコミュニティ」になることを願うばかりです。


【守山団地】
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道路は、ところどころの舗装がピンコロ石にされ、自動車走行速度の抑制と路面仕上げのアクセント付けが図られている。住宅にフェンスがなく、空間が広く、公共空間と私的空間の境界が柔らかい印象。

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住戸へのアプローチ。土地面積が限られた中に所定の住戸数を入れる必要から、このような形状とされた。駐車スペースとの境界はピンコロ石仕上げ。

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二戸一形式住宅の中央通路。この通路に面して納戸(物置)入口が設置されており、屋外の単独物置よりも使い勝手がよさそう。

神楽坂を読み解く! ワークショップ記録 [まちづくりの仕事]

1月13日に行われた、「神楽坂を読み解く!」ワークショップの成果を報告します。

第171回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
今、あらためて!神楽坂まちづくりシリーズ 第1回
神楽坂を読み解く!
【進行・プレゼンター】NPO粋なまちづくり倶楽部副理事長 鈴木俊治

■日時:2017(H29)年1月13日(金) 19:00-21:00
■場所:高齢者福祉施設神楽坂 地域会議室
■参加者 21名

◆今、あらためて!神楽坂まちづくりシリーズ について

【プログラム】
1. イントロダクション
 神楽坂固有の情景~次世代に残したいもの:
 まちの様々な情景を、写真を投影しながら見てみます。

2. 読み解きの手法:パタン・ランゲージとは
パタン・ランゲージの概要と事例について説明。

3. パタン・ランゲージを創って、神楽坂を読み解こう(ミニワークショップ)
(1)つくり方の説明
(2)まず、自分でつくってみる~各自、カードに神楽坂の特徴やキーワードを書きだします。
(3)ならべて、つなげる~下記の3班に分かれ、出されたキーワードを用いながら「パタン」を編集してみます。
(4)つなげて、見えてくること

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【パタン・ランゲージをつくるポイント】
・神楽坂の「特徴」、「本質」と思われることを書く。自分の主観で良い
・ 今こうなっておりこれが大切、将来ともにこうあってほしい、ということを具体的に書く。
・ 物的状況(地形、天気、道、建物、塀、緑、歩いて見える景色、路面、光、壁、窓、玄関前、入口 等)と人々の行動(買い物をしている、笑顔、歩いている、談笑、イベントで盛り上がっている、音楽 等)の両方の視点から書く。基本は付箋1枚にひとつのことを書く。
・ まずは難しく考えずに、単純なこと、当たり前のこと、思い浮かんだことをどんどん書く。


次世代に残したい、記憶に残る「良いこと」を、想像を膨らませて書く。

【ワークショップの班区分(パタンランゲージの大きな構成)】
1.都市・地域 東京、山手線内にある神楽坂について。 神楽坂とはこんな街)
2.表通りにおける建物、道(路地)と建物や工作物等の関係 (こんな風になっている、これは良い) 表通りとは、神楽坂通り、本多横丁、仲通り、軽子坂などを指す。工作物等とは、塀、垣、入口前の設え、石垣、緑、看板、照明、座る場所・設備 等を指す
3.路地界隈における建物、道(路地)と建物や工作物等の関係(こんな風になっている、これは良い)


【ワークショップの成果】
ワークショップの成果を以下に整理しました。班毎にまとめ方が異なっていますが、当日の成果をできるだけそのまま表現しています。これをもとに、神楽坂のひとつのパタンランゲージをつくり、まちの理解と価値の共有につなげて行きたいと思います。

★手順
・ 各自が神楽坂のキーワード、特徴などを付箋紙に書き出し、それを「都市」、「表通り」、「路地界隈」の3つに分類して出し合う。
・ 上記の3班に別れ、出されたキーワードを使いながら(足しても良い)、神楽坂の「パタン(良い、残したい特徴)」づくりを試みた。

★各班の成果(発表の要旨)

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■都市
(キーワード)
・ 粋なまち(最上位のコンセプト)
・ 歴史的に新旧が調和している
・ 景観、特に坂の景観が特徴
・ 街並みが多様
・ 歩いていて楽しい
・ 伝統芸能がある
・ 花街を中心としたまち
・ 飲食店が多い
・ コミュニティが濃い
・ まちのなかで噂が早い

(編集してみると)
・ まず、神楽坂は粋なまち
・ その根拠は?
歴史が調和している。過去の歴史が消えるのではなく、そのうえに新しい歴史が積み重なったまち
・ 江戸時代からの地形や地割がのこり、坂道がある。その景観が引き継がれている。
・ 岡場所から花街が生まれ、これが核となって文学者らが集まり、芸能文化が発展した。中心は花街。
・ 花街や地形から生まれた文化を踏襲した店や、昔からのにぎわいを受けた店が多い。そういう店に来たい人たちが集まるまち。
・ その外側にこのまちが好きで、このまちで何かしたいという人が集まったコミュニティができている。

■表通り(神楽坂通り、本多横丁など)
・ 「和」。歴史や芸能、地形が表通りにもよく現れる。和服、伝統芸能、習い事、人間国宝などのキーワードがある。
・ 洋だけでなく、和の店も多い。和服で働く、和服を着てきたいまち。
・ 「人」。地形を踏襲したコミュニティがある。
・ 「狭い道」。一方通行であり狭く、きつい。しかしそのおかげで通りの反対側の人が見え、声が聞こえる。そこで出会いが生まれる。
・ 「多様性」。多様な食があり、観光客、老若男女が混ざり合う。
・ 「品格」。伝統や歴史に関係し、夜の灯りは暗めになっている。パリのイメージ。品格のある街。大人の町であり、客引きや柄が悪い人、泥酔者が少ない。
・ 「イベント」。神楽坂祭り、ほおずき市、露店等イベントを表通りで実施している、みちが利用されている。
・ 「景観」。坂にケヤキ並木がありその眺望が表通りの特徴のひとつ。また、坂なのでケヤキの間から空が抜けて見える。
・ 「歴史」。まちのさまざまなスポットで、歴史が感じられる。そこから香りが感じられ。すてきなところが多い(楽山のまえなど)。
・ 「建物」。間口が狭い建物が並び、用途が混在している。
・ 「看板」。これについては矛盾する意見があり、店からはみ出る看板は汚いか、それとも遠慮がちでよいか。その境目があるまち。
・ 「出会い」。歩いているといろいろな人に出会い、そこで立ち話が多い。時間がゆっくり流れているまち。なぜか?みちが狭く、車はあっても速度がゆっくりなので人の速度と違和感が無い。車で来ると不便なまち。

■路地界隈
(キーワード)
・ 石畳、黒塀
・ 狭さ
・ 段差、曲がりくねる 先が見通せない。それがわくわく期待感になる。
・ 小さな緑が目につく
・ 三味線の音
・ 暗がりと灯り
・ それぞれの路地に名前が付いている
・ 路地に面して商店がでており、新旧、和洋が混在している
・ 着物姿が似合う
・ ネコがチョロチョロしても似合う
・ 形容詞で拾うと、楽しい、心地よい、わくわく等がいろいろなところに登場

(文章化すると)
・ 神楽坂の路地は を主語として
・ 歴史を感じさせる空間である
・ 石畳と黒塀が基本になっている
・ 狭いから気持ちよい
・ 階段と曲がった道を基本構成とする
・ 三味線の音が聞こえる
・ 暗がりと灯りが魅力
・ 落ち着いたつくりの店が並ぶ
・ 食は新旧和洋が混ざる
・ 着物姿が似合う
・ ネコが似合う
・ 外部の人たちにも勧めたい

・ 路地は個人所有地なので外部から触れてはいけない。それが神楽坂の淫靡な魅力をつくる。みんなが触らない世界であってほしい。

・ 路地で先が見通せないというのはいい意味で全貌が見えない。それが人の好奇心 探究心をくすぐるのではないか。

この成果を生かし、神楽坂の特徴を読み解く「パタン・ランゲージ」づくりを続けていきたいと思います。





「神楽坂を読み解く」 [まちづくりの仕事]

2017/1/13(金)19時より、NPO粋なまちづくり倶楽部の神楽坂まちづくり住まいづくり塾で「神楽坂を読み解く」を行いました。パタンランゲージについての概要説明の後、その手法を用いて、これからも活かし続けたい神楽坂の特徴を明らかにするワークショップを実施。約20名の参加がありました。はじめは各人が神楽坂の空間や行動、イメージについてのキーワードを書き出し、それを「都市」、「表通り」、「路地界隈」の3つに分類。その後各班でそのキーワードを用いながらパタンの編集に取り組みました。
 パタンランゲージは1日でできるものではありませんが、このような取り組みを継続することによって、多くの人たちがまちの特性を認識、共有し、よいものを受け継いでいけるようにしたいと思います。ワークショップの成果については、改めてこのページなどで公開していきます。

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地元の神社の初詣

2017(平成29)年、あけましておめでとうございます。

近年、まちではお正月らしさがだいぶ薄れている印象がありますが、それでも多くの人たちが初詣に出かけます。普段はあまり人影がない私の地元の神社にも、元旦夜中の12時には大勢の人たちが並び、それぞれ新年の幸いを願いお参りをします。日本の新年の情景としても、美しくすがすがしいものと思います。この神社は歴史が古く、13世紀に建てられたといわれています。
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境内では護摩が焚かれ、1年間お世話になったお札や達磨さんがお炊き上げされます。焚き火を見ることは、1年でこのときくらいになりました。新しく達磨を買い求めたご家族に対しては、氏子会のみなさんが拍子木と合いの手でご幸運を祈願してくれます。これも、見ていて気持ちが良いものです。参拝者にはおでんや甘酒が振舞われます。
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このような光景は、日本中あちこちで見られるものと思います。神社をちょっと出ると、近くのお寺の除夜の鐘が響いています。こういう日本の平和でなにげないお正月が、これからも続くと良いです。

みなさんにとってよい1年となりますように。

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